カービィシリーズのゲームは、ストーリーのある本編以外にも、「カービィボウル」や「毛糸のカービィ」のような、番外編のゲームがいくつかリリースされています。
番外編ばかりで本編がなかなか発売されなかったのですが、ようやく据え置き機用の新しい作品が発売されました!
『星のカービィ64』から約11年ぶりの本編、【星のカービィ Wii】についてレビューします!
このゲームについて
対応機種 | Wii |
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ジャンル | アクション |
人数 | 1~4人用 |
発売元 | 任天堂 |
発売日 | 2011年10月27日 |
前作『星のカービィ64』と比べると、グラフィックが抜群に良くなっている【星のカービィ Wii】。
カクカクしたカービィから、なめらかで柔らかそうなカービィに改善されています。
さらに、おなじみのコピー能力がパワーアップし、「スーパー能力」というコピー能力が追加されました。
1人でも楽しめますが、家族や友人たちと皆で楽しめる作品になっています。
最大4人までプレイが可能で、2P(2プレイヤー)以降のキャラクターは、デデデ大王などを操作することが出来ますよ。
ちなみに、2015年1月28日から、Wii Uのニンテンドーeショップでもダウンロード版が発売されています。
おすすめポイント
スーパー能力がド派手でカッコいい
今作ではキラキラと光る敵が出現し、その敵を飲み込むと『スーパー能力』が使えるようになります。
スーパー能力は、普通のコピー能力とは違って制限時間が設けられており、制限時間を過ぎると消えてしまいます。
操作にクセがあるものも多く、最初のうちは「使いにくい」と思ってしまうかもしれませんが、慣れてくるとガンガン敵を蹴散らせてとっても爽快なんです。
スーパー能力でしか壊せないギミックもあるので、時には後戻りして、考えながら冒険を進めていきます。
Wiiになってグラフィックがかなり綺麗になったので、美しさも合わせて、64時代とは違ったコピー能力が楽しめますよ。
おなじみのキャラを操れる
ライバルとしておなじみの「デデデ大王」ですが、今作では最初から味方です。
また、風来剣士の「メタナイト」も、味方として登場します。
デデデ大王、メタナイト、雑魚キャラとして人気のワドルディ、この3人(匹?)をプレイヤーとして操ることが出来るんです!
2P(2プレイヤー)として彼らを操ることが出来るのは、今作が初めてです。
カービィを一生懸命助けようとする姿を見ると、カービィファンとしてはジーンと来るものがありますよ。
チャレンジステージがハマる
カービィシリーズには【サブゲーム】が必ずと言っていいほど収録されており、今作のサブゲームはかなりアツいです!
今作で一番おすすめのミニゲームは、『チャレンジステージ』です!
「ソード」「ボム」「ウィング」「ウォーター」など、おなじみのコピー能力をを使って、ハイスコアを目指していくミニゲームとなっています。
獲得したスコアによって貰えるメダルが異なり、「ブロンズ」から最上級の「プラチナ」メダルまでが存在します。
1ステージあたり数分でクリア出来るので、この手軽さも魅力です。
頑張って得点を稼いだのに、シルバー・・・
どれだけやってもゴールドを超えられない・・・
プラチナメダルのスコア設定がかなりシビアで、高めの難易度についつい燃えてしまいます。
歴代カービィシリーズをプレイしており、コピー使いに自信のある方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
残念な点
スーパー能力のテンポの悪さ
本作で一番の特徴である『スーパー能力』ですが、正直テンポが悪いです。
コピーした時に毎回特別なモーションが入り、剣を振る速度も遅く、全体的にゆっくりとした動きをしています。
もっとサクサクと敵を倒したいのに毎回ポーズを決められ、最初は「おお!」と思っていたモーションも慣れてくると「もういいよ・・・」と思ってしまいます。
オプションでモーションをカット出来たり、2回目以降は演出が短くなるなど、そういった設定があっても良かったのではないかなと思います。
ステージが単調
グラフィックは綺麗だし、コピー能力は新しいし、やりごたえ的には非常に良いのですが、全体的なステージが似たり寄ったりしています。
一見分からないような仕組みやハラハラする仕掛けが少なく、特に詰まることなく、サクサクと冒険が進みます。
「エナジースフィア」と呼ばれるパーツを集めるやりこみ要素もあるのですが、”難しい!”と感じた箇所は1箇所しかありませんでした。
不自然に並べられたブロック等分かりやすいところにあるパターンが多いので、やり込み要素の難易度的にはちょっと物足りなかったです。
もう少し、「どうすればいいか分からない」と考えるような仕組みが欲しかったです。
評価まとめ
ストーリー | ★★★★☆ 4.1 |
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操作性 | ★★★★☆ 4.0 |
音楽・グラフィック | ★★★★☆ 4.4 |
ボリューム | ★★★★☆ 4.1 |
価格 | ★★★★☆ 4.0 |
総評 | ★★★★☆ 4.2 |
新キャラクターの「マホロア」は可愛いし、プレイできるようになったデデデ達も相変わらず可愛いのですが、難易度の低さで評価を下げました。
アピールポイントの「スーパー能力」は、もっとスピーディに繰り出させて欲しかったです。
しかし、本編の作品としては十分満足できる作品となっています。
4人プレイが可能な上に、格闘王などのデスマッチゲームも付いているので、皆でワイワイと楽しんでくださいね。
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