総評：★★★★☆4.5｜最高の”ループもの”ゲーム「ゼルダの伝説ムジュラの仮面 3D」レビュー

NINTENDO 64時代からコアなファンに大人気な、「ムジュラの仮面」のリメイク版である、【ゼルダの伝説ムジュラの仮面 3D】。

64版をプレイ済みである私が、「リメイク後、何が変わったのか？」「新しい要素は増えたのか？」など、良かった点・悪かった点を、ネタバレなしでレビューします！

このゲームについて

このゲームは、任天堂の大人気シリーズ【ゼルダの伝説】のゲームで、「ムジュラ」の愛称で呼ばれる隠れた名作です。

リメイク前の初代【ムジュラの仮面】は、ニンテンドー64用として2000年4月27日に発売されました。

「時のオカリナ」の続編にあたるゲームなのですが、前作の時オカがリメイクされたのにも関わらず、今作のムジュラはリメイクされないままでした。
ですが、ついに15年の時を経て、ムジュラの仮面も新しくなってリリースされました！

3日間の時を繰り返す特殊なゲームシステムが、3Dになって操作性・仕様が大きく変わりました。
新しいサブイベントの追加や、ミニゲームの追加、セーブのしやすさなど、難易度の高い初代よりも、かなり遊びやすくなっています。

※前作と似たキャラクターが出てくるので、時のオカリナ未プレイの方は、先に時オカの方をプレイされることをおすすめします。

アクション初心者の方にとって少々デメリットなのが「難易度の高さ」です。
（ゲーマーにとっては嬉しい要素ではあります…！）

『シーカーストーン』と呼ばれるヒントの存在で、64版よりも攻略しやすくなったのですが、それでも詰まってしまう人は多いはずです。

サブイベントはもちろんのこと、ダンジョンが複雑かつ”3日間”と限られているので、時間が足りずにやむなく1日目に戻る…　なんてこともよくあります。

アクションというよりは、謎解き（スイッチのON・OFF）、マップの複雑さ、キャラクターの使い分けが難易度を上げているのかなと思います。

「アクションは苦手だけど謎解きは大好き！」という方には簡単にクリアできるのかもしれません。
（ちなみに私は、2周目なのに攻略を見ました・・・）

初代64版のムジュラに比べて非常に遊びやすくなった【3DS版ムジュラ】ですが、仕様が変わり残念になってしまった点がいくつかあります。

私が気になったのは、ゾーラリンクのスピードダウン。

ゴロンリンクと同様に、爽快感のある泳ぎが大好きだったのですが、3DS版で一気に遅くなりました。

（あまりの遅さに不具合かと思ってしまいました…。）

それに伴って、時間制限のあるミニゲームに苦労することが多くなり、トビウオジャンプの感覚がつかめずにイライラした場面が結構あります。

3DSで初めてプレイする方には気にならないかもしれませんが、前作をプレイしたことのある方にとっては、「あれ？」と思うはずです。

ボスの戦い方も変わってしまったので、「こんなんだったっけ」と若干のモヤつきが残り、懐かさが半減してしまったのが残念です…。

サブイベントの豊富さや、ちょっとブラックな話など、ストーリーには大満足です！
ちなみに、音楽もかなり良いです。デクナッツ城とロックビルの曲が大好きでした。

ゲームの仕様上仕方ないのですが、お面を付けたり外したりなければいけないので、その作業がめんどくさいのがマイナスポイントです。
単純なRPGやマリオなどのゲームに比べると、複雑な操作が必要になります。

ですが、操作性を除けば文句なしにおすすめです！

プレイ内容で変わる”生と死の3日間”がたまりません。
大人の方には絶対にプレイして欲しいゲームです。

ポストマンの素晴らしさについて、熱く語り合いましょう！！