「もぎチン」として異色の主人公デビューを果たした、ゼルダの伝説シリーズの『チンクル』。
彼の冒険が、再び帰ってきました!
仲間が増えて面白さがパワーアップした、【いろづきチンクルの恋のバルーントリップ】をレビューします!
このゲームについて
対応機種 | ニンテンドーDS |
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ジャンル | アドベンチャー |
人数 | 1人用 |
発売元 | 任天堂 |
発売日 | 2009年8月6日 |
ラブデリック系の会社【バンプール】が開発した、ブラック&シュールなゲームの「いろチン」。
前作のテーマが『お金』だったのに対し、今作の続編は『女性』がテーマになっています。
▼前作:もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド
ゲームのタイトルに「恋のバルーントリップ」とあるように、女性を口説くために本の世界を行ったり来たり(バルーントリップ)するお話です。
恋愛ゲームとしても楽しめますが、お供3人との掛け合いや、個性的なキャラクターのコミカルさが見どころのゲームです。
おすすめポイント
”シュールさ”が、さらにUP
前作もシュールで面白かったのですが、今作もシュール度がパワーアップして、より面白くなりました。
様々なヒロインにアプローチをかけようとしても、ヒロイン全員から「いや~~!」と悲鳴を上げて逃げられてしまいます…。
それだけではなく、街の住民からも「君のブサイクは伝説級だね」「おじさん、元気出して!」などとみじめなフォローが入るため、それがまた胸に突き刺さります…。
センスのあるセリフ以外でも、好感度を上げるためのプレゼントも非常にシュールです。
「じゅくじょトランプ」「ヒグマ」「100げんギター」など、相変わらずのセンスが光っています。
そんなアイテムを渡して喜ぶヒロインたちに、思わず「それでいいのか…」とツッコみたくなってしまいますよ。
仲間が可愛い
今作は【オズの魔法使い】をモチーフとしたストーリーになっており、3人(匹)の仲間が出て来ます。
それぞれ個性があり、ボケと可愛さ担当のカカシと、スルー&進行役のブリキ、ツッコミのライオンと、全員とっても可愛いんです!
私的には、ヒロインたちとの恋愛を楽しむより、仲間とのやり取りの方のが面白いのでは…と思っています。
ゲームオーバーになってもすぐに復帰できるので、ついつい意地悪(ライオンを崖から落としたり、パチンコを当てたり、カカシを燃やしちゃったり…)してしまいます。
歪んだ遊び方にはなりますが、反応が面白すぎるので、皆さんもぜひやってみてくださいね。
マルチエンディング
前作同様、今作もマルチエンディングとなっています。
ヒロイン5人で各2パターンずつあり、合計10パターン+1のエンディングが存在します。
お気に入りのヒロインとエンディングを迎えることが出来るので、やりごたえも抜群。
さらに、好感度によってセリフが変わるため、エンディングだけではなく道中の会話もバリエーションが豊富なんです。
あえて好感度がゼロのまま挑んで、キモがられるイベントもおすすめですよ。
全員からモテるのも良し、好みのあの子だけラブ・プッシュするのも良し!
自由な遊び方を楽しんでくださいね。
残念な点
タッチ操作が微妙
このゲームは全ての操作をタッチペンで行うのですが、その操作性がちょっとだけ不便です。
例えば、
仲間に話しかけようと思ってタッチしたら、移動してしまった…
アイテムを使ったはずなのに、アイテム欄を閉じてしまった…
などなど、望み通りのアクションを取ってくれないことが多々あります。
十字ボタンを使わないので、寝転がりながら気軽にプレイできるのは良い点ではありますが、前作よりも操作性が悪くなってるなぁと感じます。
スキップ機能が欲しい
ゲーム名に「バルーントリップ」とあるように、ゲームが進むと『トリップ』が出来るようになります。
『トリップ出来るようになってからが、このゲームの本番』と言っても良いくらい面白くなるのですが、セリフのスキップ機能やイベントを飛ばす機能が付いておらず、毎回同じセリフを聞かなければならないんです。
せめて、風船で飛ぶシーンのムービーぐらいは、スキップできるようにして欲しかったです…。
それと、バルーントリップするタイミングによってはチャプターの初めからになってしまうので、ご注意ください!
もっと気軽にバルーントリップ出来れば、もっともっと自由度が上がって楽しめたのになぁと、非常に残念です…。
ヒロインの登場が遅い
このゲームのメインテーマである『恋愛』を進めたくても、ゲームの中盤ぐらいにならないとラブ・プッシュ出来ません。
もっと早いうちから全ヒロインを出しておいて、「今作ではどのようなヒロインが出てくるのか」「その子はどんな性格なのか」をアピールしても良かったんじゃないかなと思います。
中には、最後の方でようやく出てくるヒロインも出てくるので、登場が遅すぎるんじゃないかなと感じてしまいました。
また、進んで会いに行かないとイベントが発生しないため、ヒロインの存在を知らずにクリアした方もいると思います。
【恋愛ゲーム】を期待している方にとっては、少し物足りない内容になってしまっているのが残念なところです。
評価まとめ
ストーリー | ★★★★☆ 4.5 |
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操作性 | ★★★☆☆ 3.0 |
音楽・グラフィック | ★★★★☆ 4.2 |
ボリューム | ★★★★☆ 4.2 |
価格 | ★★★★☆ 4.3 |
総評 | ★★★★☆ 4.0 |
お供である”カカシの愛くるしさ”がとにかくたまらない、このゲーム。
恋愛に期待するのではなく、可愛さと会話の面白さをメインで楽しむのがおすすめです。
ストーリーも素晴らしく、オズの魔法使いにちなんで、感動のエンディングが待っていますよ。
(ライオンとカカシのストーリーは、マジで泣けます…!)
コミカル要素も申し分なく、ネタ感溢れるサブイベントや、ツッコミどころ満載のキャラクターがたくさん出て来ます。
このシュールさは言葉では説明しづらいので、シュールゲームが好きな方は絶対にプレイしてくださいね!
コメント
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Thank you for your comment!!