総評:★★★★☆4.7|”全ての原点”である超名作「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」レビュー

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約30年ほど昔のゲームにも関わらず、私の中では『何度でもやりたいゲーム第1位』の、このゲーム。

グラフィック、音楽、ストーリー、全てにおいて素晴らしい!

ゼルダの伝説シリーズの神作、【ゼルダの伝説 神々のトライフォース】をレビューします!

このゲームについて

対応機種スーパーファミコン(SFC)
ジャンルアクションアドベンチャー
人数1人用
発売元任天堂
発売日1991年11月21日

「神トラ」の愛称で呼ばれる、ドットのゼルダゲームです。
今ではおなじみになった音楽やモンスター、アイテム等の原点が詰まっています。

(ボスキャラとしておなじみの「ガノン」、ヒロインとしておなじみの「ゼルダ姫」ももちろん出て来ます。
大人気ゲームの大乱闘スマッシュブラザーズ(スマブラ)に出てくるゼルダ姫は、このゲームのデザインがモチーフになっています。)

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ゼルダシリーズ3作目の作品となりますが、これが最高に面白いんです!
ゼルダシリーズファンの方は絶対にプレイして欲しい、色褪せない名作です。

スーファミ(SFC)としてリリースされたこのゲームですが、30年の時を経て、Wii、Wii U、Newニンテンドー3DSのバーチャルコンソール(VC)としてもリリースされました。

最新だと、Nintendo Switch Online加入者なら無料で遊ぶことが出来る、『スーパーファミコン
Nintendo Switch Online』でもプレイ可能ですよ。

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おすすめポイント

やりごたえ抜群

合計10個の豊富なダンジョンに加えて、ハートのかけら絡みのイベント、装備品やアイテムの強化など、自由度の高いサブイベントも豊富です。

進む順番は決まっていないので、先にアイテムを強化したり、的当てのミニゲームに夢中になったり(今思えば、時オカやムジュラでおなじみのタコを射るミニゲームは、ここが原点だったのですね)、逆に、アイテムを強化せずに最弱装備でガノンに挑むことだって出来ちゃいます。

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神トラに出てくるサブイベントは、どこかしっとりとしており、考えさせられる話が多いです。

虫取り網の少年、オカリナを吹く少年、変なおじさん等・・・

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主人公のリンクは相変わらず喋らないので、淡々と物語が進んでいき、「これで良かったのかなぁ」と思わされるようなシーンが何度か出て来ます。

小学生の時でも十分楽しめましたが、大人になってからプレイすると、言葉の意味や重みが理解出来てより面白いです。
このしっとりとした感じがたまりませんね。

音楽が最高

このゲームは、グラフィックの色使いの綺麗さも素晴らしいのですが、何と言っても音楽が最高です!

カカリコ村、闇の世界、ダンジョン内、ボス戦、ドクロの森・・・
聞いていてホッとするような曲から、ハラハラして臨場感溢れる曲まで。

今時のゲームのように豪華で盛大な楽曲と言う訳ではありませんが、シンプルなメロディにも関わらず、飽きの来ない何度でも聞いていられる曲ばかりです。

今でも様々なゼルダシリーズのゲームでアレンジされて使われていることが多く、このゲームをプレイしていると「あ、あの時の曲!!」とハッとさせられますよ。

個人的には、ダンジョンの曲が不気味でお気に入りです。
この曲を聴いていると、大砲の音やボヨンボヨンするギミックの音まで自然と思い浮かびます・・・。

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残念な点

判定がシビア

ドットゲームのため、細かくキャラクターを動かす必要があり、当たり判定が結構シビアです。

例えば、火を点ける為にファイアロッドを使っても、ちょっとズレていて点かなかったり・・・
ギリギリ「避けた!」と思っても、ダメージ判定を食らったり・・・

甘えを許さない容赦ない当たり判定で、無敵時間も短いため、連続でダメージを受けることも多いです。

そのため、ダンジョンの攻略の難易度が高めで、小学生の頃はクリアできずに悔しかった覚えがあります。
(大人になってからプレイしても、カメ岩とヘラの塔のボスは泣きました・・・)

もちろん、ゲーマーにとってはデメリットではなくメリットとして楽しめます。
今時のゲームには無い「緊張感」や、リアルな命のやり取りを味わえますよ。

ヒントが少ない

SFCという容量の少なさのせいなのか、ヒントのイベントが少なめです。

「ねあーんでーるたーる」の占いや、サハスラーラ長老の話などで多少のヒントは得られますが、ダンジョンの入り口が分かりづらかったり、先に特定のアイテムが必要だったり、そういった時のヒントが少ないです。

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私の場合は、幼少期の記憶を思い出して無事にクリアすることが出来たのですが、完全未プレイの方にとっては攻略本が必要だと思います。

(今では攻略wikiなどのサイトが手軽に見れるので、便利な時代になりましたね。)

ダンジョンのボス攻略も、目立たない手紙にしか書かれていないので、見逃さないように注意してください。

(でも、このヒントの少なさも、ゲーマーにとってはたまらない仕様です・・・o(○´ω`○)o)

評価まとめ

ストーリー★★★★☆ 4.8
操作性★★★☆☆ 3.5
音楽・グラフィック★★★★☆ 4.8
ボリューム★★★★★ 5.0
価格★★★★☆ 4.3
総評★★★★☆ 4.7

やりこみ要素、ストーリー、音楽などの芸術性、全てにおいて文句なしのゲームです。

唯一のもったいない点としては、操作性が若干悪いのがマイナスです。

アイテム欄が1つしかないので、いちいち操作を切り替えないといけなくて、ペガサスの靴を手に入れるまでは足が遅くてもどかしいです。

慣れれば問題無いのですが、最新のゲームに慣れている方にとっては、少し不便を感じるかもしれません。

ですが、未プレイの方には絶対にプレイして欲しい、私イチオシのおすすめゲームです!
Nintendo Switch Onlineの加入者であれば無料でプレイ出来るので、このたまらない世界観をぜひ体験してくださいね。

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